まずクリーチャー選択から。
3人がクリーチャースロットとして用意したのは23〜25。1マナ域は10〜11。《陽光尾の鷹/Suntail Hawk(JUD)》と《灯籠の神/Lantern Kami(CHK)》は能力が同じなので1マナ1/1飛行は8枚体制を敷くことが出来る。鳥たちに装備品を持たせて空から殴るのが基本的なダメージを与える方法である。《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》はレジェンドであることを除けばデメリットのない1マナの熊だから当然のように採用。複数枚引くと展開速度が落ちるがえてして除去されるし除去されなければ殴れるので4枚採用したいところ。メタが緑によっている場合は飛行クリーチャーのスロットを空けるために枚数を減らすこともあるが(神奈川のデッキよろしく)筆者的には4枚確定である。《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》や《ウッド・エルフ/Wood Elves(8ED)》にブロックされることも多いが1回殴れれば1/1の2回分で2回なら4回分であるから《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》を出すのが定石だろう。《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》がある場合はその限りではないが。《サバンナ・ライオン/Savannah Lions(8ED)》が使用されていないはプレイテストの結果であろう。当然の選択だ。

2マナ域は7〜13と幅がある。13枚入れるとなると現在考慮されうるほとんどの2マナクリーチャーを入れることになる。一般的なのは《レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter(MRD)》と《薄青幕の侍/Samurai of the Pale Curtain(CHK)》である。侍のほうは禁止カードがでてから必要性が低下したが《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star(CHK)》や《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》が存在している限り有用なクリーチャーであることは間違いない。今回使用されている他のクリーチャーは《八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails(CHK)》と《古の法の神/Kami of Ancient Law(CHK)》であるが、これらの選択理由は自明で前者は対パーマネントコントロール、後者はそのままエンチャント(おそらく源獣)対策である。《八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails(CHK)》はマナさえあればほとんどの射撃除去をかわせてなおかつブロックされなくすることも可能な万能熊である。同キャラ対戦でも無類の強さを発揮し、除去がないため《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》と同じく出せば勝つカードである。しかしこいつはマナ食い虫であるため後述する《塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker(BOK)》との相性がすこぶる悪い。さらにサイドにあるであろう《減衰のマトリックス/Damping Matrix(MRD)》を入れてしまうとサイドアウトの第一候補になってしまうこともマイナスだ。《古の法の神/Kami of Ancient Law(CHK)》も同じ事が言える。外してもよいor《減衰のマトリックス/Damping Matrix(MRD)》がサイドにないならかまわないが・・・。ちなみに《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles(5DN)》に対抗できる数少ない白いカードではある。だからこそ《減衰のマトリックス/Damping Matrix(MRD)》との併用が難しい。青コンには両方入れたいが、両方場に出しても仕方がない。マストカウンターを増やすという意味で使うか。これは個人の考えとデッキのほかの動きとも兼ね合うので一概に結論は出ない。ちなみに私は《減衰のマトリックス/Damping Matrix(MRD)》の一択だと思っているが、さて。

3マナにいる《空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher(5DN)》は面白い選択だ。装備品との相性はすこぶる良い。飛行持ちのためブロックされにくく、緑系にはいい選択だろう。だが装備品を壊されると途端に弱くなり、元が1/1であるため除去が容易である点も良くない。3マナもウィニーにしては重く自己完結できない(装備品に依存する)ことが敬遠されている理由であろう。この点は使用者は十分理解しデッキに2枚、装備品がメイン6枚、サイド4枚と壊されても壊されても出てくるようになっている。流石である。

4マナは《塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker(BOK)》。全員メイン2〜3取っている。これで苦手なトロン、元々有利な緑系、デスクラ系に対して勝率が大幅に上がる。序盤の優位を確定するカードとして必要であるとして意見が一致する。しかしやはり《八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails(CHK)》との相性が悪い。どちらか使えればいいということか。また気になるのが《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》の使用者がゼロである点だ。《塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker(BOK)》と相性がよく、1ターンの優位は大きいと思うのだが。確かに無くても回るし複数引いた時のデメリットは痛い。考慮の上での切り捨てであろう。

次にスペル選択。
《栄光の頌歌/Glorious Anthem(8ED)》4枚は説明の必要はあるまい。使用に考慮されるのは《来世への旅/Otherworldly Journey(CHK)》、《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp(BOK)》、《急報/Raise the Alarm(MRD)》、《輝く群れ/Shining Shoal(BOK)》だ。

旅は《死の雲/Death Cloud(DST)》対策、除去回避、擬似除去として使われる。デスクラ系がメタから外れたためか今回メインでの使用者はゼロ。う〜ん。掌握は質の悪い《解呪/Disenchant(MM)》として。白の嗜みだ。しかし東北予選のデッキにはメインサイドともにゼロ!このデッキは低マナ域にシフトしており《手甲/Shuko(BOK)》を見ても分かるとおりアグレシッブ速攻である。そう考えれば理解できる。実際枷を壊しても《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror(CHK)》や《尖塔のゴーレム/Spire Golem(DST)》のせいでアタックにいけない事が多々あるのでだったら押し切ってしまおうというコンセプトが明確であるため好感が持てる。急報は追加のクリーチャーとトリックだ。《栄光の頌歌/Glorious Anthem(8ED)》があれば2マナで2/22体だし、装備品の対象に困ることが無いいいカードだ。対戦相手は常にこのカードを意識しなければならないだろう。個人的には好きではないが。輝く群れは赤対策。入れる人あれば入れない人あり。《紅蓮地獄/Pyroclasm(8ED)》を考えると必須カードなんだけどなぁ。最後の数点削るのにも使えるし、ホコリや掌握の余剰牌を有効活用できる。4枚入れてもいいがスロットの関係で3枚が限度だろう。あ、大阪予選サイドに4枚だ(笑)。《鋼打ちの贈り物/Steelshaper’s Gift(5DN)》は・・・。枚数が足りなかったのか?教示者能力はいいがテンポ失うのは耐え難い。これも手甲との兼ね合いなのか。確かに軽量化にはなっている。

土地と装備品とサイドボードはまた明日。

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