ナツコという女

2005年10月7日
今日俺はナツコという女に出会った。

見た目は結構かわいい。背は女の子にしたら普通。大きくも無く小さくも無い。俺と並んでも変じゃないと言えば分かってくれる人は分かってくれるだろう。活発なように見える印象で文字通り明るかった。そして声がデカイ。うるさいと感じるほどに。

なぜ俺がこんなことを書くのか、まずその説明から入ることにする。


10月7日 

AM 6:30 

俺は携帯の目覚ましの音で目を覚ました。今日は来年から働く某企業の研修の日。8時半に新宿に着かねばならなかった。珍しく早起きで体調に不安があったが目覚めは意外によかった。前日24見たせいで3時間睡眠だったがその影響はまるで感じなかった。やはり緊張していたからだろうか。

AM 7:10 

最寄り駅に到着。そこで部の後輩の女子そっくりな女性を目撃する。背格好といい横顔といい本人そのものに思えたのだが後輩は埼玉在住。こんなところにいるはずが無い。声をかけようか迷ったが電車が到着したためそのまま声をかける機会を失ってしまった。そのあとメールで確認したところ本人は家にいたという。やはり人違いだったのか。しかし本当にそっくりだった。双子かドッペルゲンガーかと思った。この出来事が今日の出来事に直接影響することは無かったが、暗示的といったらその通りだろう。常に現実は想像を超える。

AM 8:30

新宿に到着。これから研修先の山梨のウイスキー工場へ向かう。そのバスの出発の際、同期の人間から話しかけられる。そしてその男は何と偶然にも俺と大学が同じだった。なんと言う幸運!朝からそんな事態に遭遇するとは思わなかった。後輩激似の件といい、今日は何かが変だ。

AM 11:30

山梨の工場に到着。昼食後ウイスキーの醸造工程の説明を受け、実際に工場を見て回った。無類の酒好きの俺だがウイスキー、バーボンといった蒸留酒系は苦手だ。蔓延する香りにそれだけで酔っ払う勢いだった。実際その後の試飲の段階で既に気分が悪かった。昨日の夜更かしの付けが一気に来た。

PM 3:00

研修終了。お土産に梅酒とチョコレートを購入。ゼミ仲間とバイト仲間のためだ。ウイスキー工場で梅酒が売っていたのは幸運だったがその熟成樽に50年物のウイスキー熟成樽を使っているため一筋縄ではいきそうに無い。Kent@は覚悟したほうがいい。

PM 5:00

帰りの車中。俺は既に眠かった。寝たかった。しかし許されなかった。

そうナツコだ。

奴は俺の席の真後ろに座り周囲の男たちと話しまくっていた。その声はとても俺の睡魔が勝てるような代物ではなく不本意ながら俺の耳は彼女の言葉に傾いていった。

ナツコは
やたらと声がでかい。
酒を飲みながら話している。
周囲の男に大学名を聞いている。
そして必ずその大学に彼女の友達がいる。
そしてその友達は必ず男だ。
自分で女友達がいないといっている。
その証拠に彼女以外の女性は話に関わってこない。
自分で合コン10段だといっている。
有名大学の卒業アルバムを所有している。
いじられるのが大好きだ。
下品だ。
下ネタも平気だ。
男なら誰でもいいと言っていた。
Mだ。
今夜飲みに行こうといっていた。
男に友達を呼ぶことを強要していた。
男は飲みには行くがナツコと一緒に行くことは拒否した。
それでもいいといっていた。
意味が分からない。
旅行が好きだ。
ヨーロッパのほとんどの国に行ったことがある。
ドイツに1年間留学の経験がある。
英語はほとんど話せる。
ドイツ語は日常会話に困らない。

そんなナツコという女、俺はちょっと尊敬した。

PM 7:30

新宿に到着。その後飲み会に行った奴もいただろう。しかし俺はまっすぐ帰宅せざるを得なかった。

今日は何の日か?

ラヴニカの発売日。

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